放射線治療について(1)

がんの治療は、大きく分けて、手術、抗がん剤による治療、放射線治療となります。
抗がん剤や放射線治療については、言葉では知っているものの、治療の段階にはいり、始めてそれが何であるかを知る事になります。
今回は、その中でも「放射線治療」についてまとめました。初めて放射線治療を受けられる方の参考になれば幸いです。
放射線については、福島の原発事故、被爆など怖いイメージがありますが、何故、放射線が治療に使われるのでしょう?
wikipediaによると、放射線の事はこう書かれています。
「放射線とは、高い運動エネルギーをもって流れる物質粒子(アルファ線、ベータ線、中性子線、陽子線、重イオン線、中間子線などの粒子放射線)と高エネルギーの電磁波(ガンマ線とX線のような電磁放射線)の総称をいう」
大雑把には、物質粒子と電磁波に分ける事ができます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A
この、物質粒子と電磁波を治療に使うわけですが、では、がんの治療に使われる放射線は、どのような種類になるのでしょうか?
国立がん研究センター がん情報サービス によると大まかに、次の6つが使われるとあります。
・電子線
・陽子線
・重粒子線
・α(アルファ)線
・β(ベータ)線
・γ(ガンマ)線
物質粒子と電磁波、どちらも治療には使われている事が分かりますね。
(参考)立がん研究センター がん情報サービス
https://ganjoho.jp/public/dia_tre/treatment/radiotherapy/rt_01.html
物質粒子と電磁波を使う事は分かりましたが、この放射線で治療するとは、いったい、どういう事なのでしょうか?
端的にいうと、”放射線により生物の細胞が死滅する効果を利用し、がん細胞を死滅させる”ために放射線を使うのです。
手術は、がん細胞を物理的に取り除く治療ですが、放射線治療は、がん細胞を死滅させ、がん細胞の数を大幅に減らす治療となります。残留したがん細胞については、免疫細胞にやっつけてもらう事を期待します。
放射線の種類も様々ですが、それぞれ特徴があり、症状や状態によって使い分け治療が行われます。
使い方を誤ると、放射線は人を死に至らしめるものではありますが、治療では、がんの死滅を目的としつつも、人体に及ぼす影響を最低限に抑え、安全に治療が行われます。
但し、副作用を「0」にする事はできません。副作用に関するデメリットは、放射線を照射する線量や治療を受ける方の状態により様々だと思います。治療を受ける前に、ドクターからの説明をよく聞いて、疑問があれば質問しましょう。
次回は、放射線にも色々な種類がありますが、小児の脳腫瘍の医療現場では、それぞれがどのように使い分けられているかを調べて、まとめてみようと思います。
貴重な時間を使い、最後までお読み頂きありがとうございました。
光と共にあらんことを。